わんぱく相撲特別委員会

委員長 馬場 一真

わんぱく相撲特別委員会 基本方針

 約3年前、日本で新型コロナウイルス感染症が蔓延し、混乱を極めていた中で私はわんぱく相撲十日町場所を中止とした委員長でした。今ではWITHコロナの考え方や新しい生活様式を日常に取り入れられています。わんぱく相撲に関しても、初めて相撲を取る子どもたちが参加してくれていることを考えると飲食の中止や取り組みの前後に体の消毒、観客の収容・応援の制限といった対策は違和感なく行なうことができているといえます。そのような中、時代の変化も伴い外で遊びまわる子どもたちを見る機会が少なくなりデジタル機器を使用した遊び方の変化から地域の方や仲間同士のコミュニケーションを取ることが希薄になっているように思えます。そこで当委員会は相撲を通じ、大いに体を動かせる機会の提供と心身の鍛錬、そしてコミュニケーションを取る大切さを伝える場が必要だと考えます。

 相撲は、礼をして取り組みが始まり、取り組みを終えたあとにも礼で相手に敬意と感謝 を表現する動作があります。日常での挨拶や助けていただいた方への「ありがとう」という表現にあたり、コミュニケーションの1つです。取り組みでは体と体をぶつけ合う恐怖心に打ち勝つことで、何事にも正々堂々と真っ向から向き合っていく「心」が鍛錬されます。また、決められた場所の中でどのように相手を倒そうか考える想像力と思いどおりに体を動かせる「技」も身に付きます。そして、力士が練習の基本としている四股を学ぶことにより、体幹を鍛えて軸がしっかりした「体」となります。そのため、わんぱく相撲十日町場所へ参加していただくことで、大人になっても「心技体」を鍛錬する大切さを知っていただき褪せることなく自身を磨き続けてくれると信じています。

 先輩諸氏から繋いだストーリーと子どもたちへ鍛錬する大切さを伝える重要性を再確認し、絶やすことなく第38回わんぱく相撲十日町場所を開催します。そこでは我々も改めて自身を見つめ直し共に成長できる機会になります。わんぱく相撲十日町場所を勝ち進みブロック大会・全国大会へ出場するわんぱく力士たちはもちろん、参加していただいたわんぱく力士全員があらゆる分野において世の中に飛び込み、この越後妻有の名を大いに轟かせてくれるでしょう。

 <事業計画>

  1. 第38回わんぱく相撲十日町場所開催
  2. 第38回わんぱく相撲全国大会引率
  3. 第4回わんぱく相撲女子全国大会引率

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